MRI検査とは?
MRI検査は身体の内部を詳しく見るための医療技術です。当院はオープンMRIを導入しているため、圧迫感や閉塞感は少なく、狭い所が苦手な方やお子さまでも安心して検査ができます。
MRI検査とレントゲン、CT検査の違いは?
MRIは放射線を使用しないため、放射線への被曝リスクがありません。また、MRIは骨ではなく、筋肉・靭帯・腱・神経・椎間板などの状態を幅広く診断できます。よって、MRI検査は身体組織の損傷・炎症・神経などの圧迫の程度を詳しく診断することに向いています。
どんな症状や疾患があるとき、MRI検査を受けたら良い?
関節の痛み、手足のしびれ、スポーツでの怪我など症状に関わらず、「症状が改善せず、原因がはっきりしない」場合、MRI検査が有効です。レントゲンでは、「骨折はない」、「関節が多少変形しているくらい」と判断されていたとしても・・
腰痛・しびれの場合
MRI検査ならヘルニアかどうか、脚に繋がる神経が圧迫されてしびれが出ているなどが確認できます
膝の痛みの場合
MRIなら半月板や靱帯の損傷が確認できます
肩の痛みの場合
MRIなら肩の筋肉(腱板)の損傷が確認できます
このように、痛みのある場所や原因が分かれば、治療方針も定まり、ムダな治療をせずにすみます。
MRI検査の重要性
MRI検査がなければ、潜在的な疾患や原因を見逃す可能性があります。その結果、適切な治療が遅れ、症状が悪化することもあるため、正確な診断は早期治療への道しるべとなります。
MRI検査を受けるにあたっての注意点
MRI検査は医師の診察を受けてから、行うかどうかを判断いたします。また、MRI検査の所要時間は30分程度で、検査中は正確な画像を撮影するために身体を動かさずにいることが重要です。MRI検査は、強力な磁石と電磁波を使用するため、MRI検査室内には、金属類の持ち込みは一切禁止されています。持ち込むと危険なものとしては、
携帯電話、時計、カードなどを持参されている場合、全て外す必要があります。
身に着けているものについては、金属製のアクセサリー、ファスナーやチャック、女性の方はホック付きのブラジャーも着用できない可能性があるため注意が必要です。
コンタクトレンズ、メイク、マニキュア、発熱系素材の下着なども注意が必要です。
MRI検査ができない方
身体に金属・機械などの磁性体が埋め込まれている(例:心臓ペースメーカーや血管ステントなど)方や妊娠中または妊娠の可能性がある方は、検査ができませんので、医師にご相談ください。