当院について

整形

関節疾患(外傷を除く)

 一般に年齢的変化と言われる変性疾患や関節リウマチに代表される膠原病等があります。変性疾患は上下肢全ての関節に起こりえますが、荷重関節である下肢、特に膝関節に多く発症し変形性膝関節症と呼ばれます。重症例は手術の対象となるため信頼できる病院をご紹介しますが、中等度以下では保存的治療の対象になり、当院で治療を行います。即ち消炎鎮痛剤の内服やシップ等の外用剤の使用、そしてヒアルロン酸の関節内注入、装具の装着等です。また膝周囲の筋力強化により関節を安定させるリハも有効です。最近大流行しているヒアルロン酸やグルコサミン等のサプリメントは効果が証明されていません。よく軟骨がすり減るという表現がされる軟骨の変性疾患ですが、その軟骨を支えている軟骨下骨という骨組織の脆弱性が指摘されており、中年以降の女性に多いことから考えても骨粗鬆症との関係も無視できません。

 膠原病は自己免疫疾患とも云われ、本来自分の身体の中に侵入した細菌等の異物から自分を守るための免疫反応がうまくコントロール出来なくなって、自分自身の身体が壊れていってしまうような状態です。代表的な疾患としては関節リウマチがあります。中年以降の女性に多く両手指の関節から発症し、徐々に他の関節が対称性に侵されていくというのが一般的なパターンですが、例外も数多くあります。診断は一応評価基準に従って行いますが、必ずしも画一的にはいきません。ただ最近血液検査の精度が高くなってきましたので、以前よりは診断しやすくなってきました。治療は関節は階の程度が強い方では当然手術という事になりますが、最近生物学的製剤というものが開発されてきて、目覚ましい結果を上げつつあります。ただ強い副作用が出る事がありますので、リウマチ治療に熟練した施設で受けられる事をお勧めします。それともう一つの問題は薬代が非常に高い事です。他の抗リウマチ薬は帯の短し襷に長しというところですが、うまく使い分ければそれなりの結果は得られます。そんな中でリウマトレックスという薬は比較的いい治療成績が得られており、副作用も多くなく、薬代等も安価です。

 また骨や関節自体には異常がないのに痛くて関節が動かせなくなる肩関節周囲炎(いわゆる四十肩五十肩)という疾患もあります。これもベースには筋肉の老化があるのですが、ここに起こった炎症が拘縮(筋肉が硬くまって動かせなくなった状態)を引き起こし、どんどん悪くなって行きます。進まないようにするには動かせばいいのですが、痛いところを動かすことは至難の業です。そこでお薬や物療、ヒアルロン酸注射などを行います。拘縮が非常に強い方の場合は理学療法士によるリハが必要な事もあります。ただ簡単に四十肩で片付けられている患者さんの中にかなりの頻度で腱板損傷等の病態が隠れている事がありますので注意は必要です。

脊椎疾患

 こちらも関節疾患と同様年齢による変性疾患が多いのは事実です。女性には必発と言っていい脊椎骨粗鬆症、そして男性に多い腰部脊柱管狭窄症など年齢的要素が大きく関与します。骨粗鬆症は今回当院も導入致しましたが診断機器が進歩した事と血液検査も同様に進歩したため、体内での骨の動きが詳しく分かるようになりました。そのためこちらも色々な種類が登場してきた骨粗鬆症薬を選択する際に多くの情報が得られるようになっています。腰部脊柱管狭窄症に関しては診断は比較的容易で、手術が必要な方は別にして、最近こちらも沢山登場してきた神経痛に有効なお薬をどう使い分けるかという事と物療とともに神経ブロックを併用するか等がポイントになってきます。またやはり年齢的な要素が関与しますが比較的若い年代でも発症する事がある椎間板ヘルニアでも、治療の方針としては腰部脊柱管狭窄症とほぼ同様に行います。

 また年齢とは関係なく起こるぎっくり腰や肩こりなどはまず手術の必要性はないので、お薬や物療、場合によっては注射などによる治療を行います。ただごく稀にですが難しい病気が隠れている事がありますので舐めてかかってはいけません。

外傷性疾患(スポーツ外傷を含む)

 必ずしもスポーツによるものとは限りませんが、骨折や脱臼、靱帯損傷等があります。骨折や靱帯損傷は状態によっては手術が第一選択となります。保存的に治療する場合はギプスや装具による固定を行い、その後にリハを行います。特に膝は靱帯損傷や半月板損傷等の診断を受けてきちんと治療される事が多いのに対して、他の関節は単なる捻挫として軽微に扱われているケースが多いようです。これらも関節の不安定性などを残してしまうと将来的に変形性関節症につながる場合もあります。脱臼は特殊なタイプでなければその場で整復し、剥離骨折などの合併症を伴っていないかなどのチェックを行います。しかし大切なのはその後です。単純な脱臼であれば整復した直後に痛みが劇的に改善します。ただ脱臼の際に損傷した組織が修復されるには約3週間ほどかかりますので、簡易的ではあっても固定が必要です。特に肩関節や膝蓋骨(膝のお皿の骨)は反復性脱臼と言って、いわゆる癖になるという状態になりやすいので注意が必要です。

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覚悟の瞬間 医療法人 太田整形外科クリニック 太田剛

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